20の習慣(10)
(10) あとまわしにできることは、あとまわしにする
気が乗らない、やる気が出ない、でも、これをやっておかないと、相手が気を悪くするかもしれない。そういう動機で行う物事はしんどいものです。
「自分の喜びに従っているときは、相手にもその喜びが伝わり、我慢してやっていることはその我慢が相手にも伝わる」
伝わる人には伝わってしまうでしょう。
知人のライブやイベントのお誘いが来ても、全部には行けません。「相手に嫌われたくない」という理由で動いてしまう人間には、勧誘メールやSNS告知がツラかったりします。
今は、心身とお金に余裕があって、行きたいと感じた時に行こう。無理して行かないと切れてしまうような関係は、所詮その程度だったのだ、と思えるようになりました。
なんでも「やらねば」と思っているとしんどいです。
掃除も洗濯もやり終えると気持ちがいいので、「やらねば」と思いすぎて気持ちが悪くならないようにしたいです。こじらせて、好きな料理すらできなくなっていた時期もありました。
溜まった洗濯物も不用品も、ちょっとずつ片付ければいいのです。一気にやろうとするからくじける。完璧主義者の人が鬱になりやすいことがよくわかります。
あとまわししても大丈夫、と思っていることは大事だと思います。
書くことが好きなので、ノートに書きだして、優先順位をつけたりしています。
ただ、引きこもって思考が澱みがちなときは、その時はイヤでも、エイヤで外出するのはアリです。
私は自虐露悪傾向にあるので、鬱であることを知人にカミングアウトしています。
親しい友人は、私のドタキャンを責めません。約束した日にめまいがひどくて行けない、なんて時も許してくれますし、また誘ってくれます。
一人家で鬱々としているより、出かけて、いつもと違う景色を見て、友人と話して、気持ち良くなって帰ってこれることもあります。
私は家庭が正常に機能していない時期が長かったので、友人に救われています。
ずっとあとまわしにしてきたことを、少し元気が出たのでやってみています。
自分でやった方が早いので、人に仕事を任せるのが苦手です。
今回あることをお任せした方が、想像しないことで第三者にまで迷惑をかけているようでハラハラしています。あまり苦手なら、やっぱり仕切り屋さんのままでいるのもいいかなぁ、とも思っています。一ヶ月、様子を見てみます。