20の習慣(9)
(9)自分にとって「居心地のいい場所」に行く
居心地が悪いのは、他人の価値観で動いていたから。
「~ねばならない」と自分を認めず、無理に変えようとしていたから。
そうとわかっても、社会生活をする上で、居心地の悪い場所に行かなくてはいけない時があります。
キツイ言葉を使う人の近くに行くのは、今でも恐怖です。
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マイナスの言葉は「ナイフ」のようなものです。
(中略)
真正面から受け止めれば、刺されます。致命傷になってしまうかもしれません。
(中略)
避ける方法は簡単です。他人から言われて、自分が苦しくなる言葉は、聞き流していきましょう。
-----(引用終わり)
間違っていました。キツイ言葉も慣れれば平気になるものかと思い、受け止めてきました。
それでは心が傷だらけになりますね。聞き流す訓練をしていこうと思っています。
自分の思い通りに操作するために、条件付きの親の愛情で育てられた子供は、常に他人の顔色をうかがいます。
同じように他人を操作する人に引っかかりやすいです。
自覚が無いころから、これは私みたいだな、と子供心に思った童話を載せておきます。
もうロバを失わないぞ!
◎ロバを売りに行く親子の話
ロバを飼っていた父親と息子が、そのロバを売りに行くため市場へ出かけた。
2人でロバを引いて歩いていると、それを見た人が言う、
「せっかくロバを連れているのに、乗りもせずに歩いているなんてもったいない事だ」と。
なるほどと思い、父親は息子をロバに乗せる。
しばらく行くと別の人がこれを見て、「元気な若者が楽をして親を歩かせるなんて、ひどいじゃないか」と言うので、なるほどと、今度は父親がロバにまたがり、息子が引いて歩いた。
また別の者が親子を見て、「自分だけ楽をして子供を歩かせるとは、悪い親だ。いっしょにロバに乗ればいいだろう」と言った。それはそうだと、親子2人でロバに乗って行く。
するとまた、「2人もロバに乗るなんて、重くてロバが可哀相だ。もっとロバを楽にしてやればどうか」と言う者がいた。それではと、父親と息子は、こうすればロバが楽になるだろうと思い、ちょうど狩りの獲物を運ぶように、1本の棒にロバの両足をくくりつけて吊り上げ、2人で担いで歩き出した。
しかし、不自然な姿勢を嫌がったロバが暴れだした。不運にもそこは橋の上であったため、暴れ出したロバは川に落ちて流されてしまい、結局親子は、苦労しただけで一文の利益も得られなかった。