ストンと眠りたい

うつ病に関して考えています

20の習慣(12)

(12) 体のなかの「毒」を出し切る

心配、不安、恐怖、怒り、恨み、悲しみといった感情は、心の毒です。

精神的ストレスが免疫力を下げ、体にも異常が現れます。

母は私の社会的に成功を願い、良くできたことを褒めることより、出来なかったことを怒ることにエネルギーを注いでいました。
「今はよくても、将来それが通じるかわからない」ということもよく言われました。
結果、私はいつも不安で、出来ていないことがないか心配し、将来を恐怖する人間になりました。

気にしていることを気にしなくなる、これは難しいです。
例えば退室時チェック表のように、「これからこれを気を付けよう」というのは訓練で身に付きます。
しかし、恐怖と共に身に付いた習慣は、その恐怖を手放さないと無くなりません。
自己肯定感が高め、自分のことを好きになり、心配、不安、恐怖を手放すことで、やっとその習慣を忘れることができるのです。

私には、潜在意識に働きかけるアファメーションが効きました。
寝起きと入眠前に、とにかく自己肯定の言葉を唱えるのです。
方法を知った時は「そんな馬鹿な」と思いましたが、始めて一か月経たないうちに「死んでしまいたい、なくなってしまいたい」というツラい考えがみるみる小さくなっていきました。

一方「怒り」は自分を傷つける大きな刃物です。
「ホ・オポノポノ」というハワイ式の問題解決方法があります。(後出・習慣18)
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という言葉で、不快な感情をクリーニングするというモノです。

どん底にいるときには「とにかく全部自分が悪い生きていてごめんなさい」という状態なので、怒りの感情は湧いてきません。怒るエネルギーが無いのです。
しかし、病気になるほど自分を責められる人間は、他人を責める潜在能力も持っているのではないでしょうか。
私は回復してくると、心無い行動や凶悪犯罪を見聞きした時、大きな怒りを持て余します。

「ありがとう」?「愛して・・・」いるわけねーだろ!!!
となります。

かといって、義憤に駆られるなどして怒ってばかりなのは、非常に疲れます。
友人と相談したのですが、怒りについては、心の中の箱にしまうことにしました。

ある程度溜まったら、その箱ごと派手に爆破します。

ここで大事なのは、爆破したら箱ごと燃え尽きてすっかりなくなる、または燃えて綺麗なキラキラしたものに変化する、ということをイメージすることです。
燃えきらない汚いモノが心に降り注ぐことが無いようにします。

未熟な人間なので、怒りの手放し方ついては、まだまだ研究中です。

医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣