20の習慣(11)
(11) いまの考え方や人間関係を見直す
「普通の生活ができないなんて、自分はなんてダメな人間なんだ」と思っていました。
「症状即療法」という言葉があるように、症状が現れるということは、体が自分で治療していること。
鬱になるということは、このままの考え方や人間関係では心身に良くないよ、というサイン。
そこを見直さないままで、抗うつ薬で症状が緩和したから「さぁ、元の生活に戻ろう!」としても、薬が手放せなくなるばかりか、量が増えていきます。
普通の生活と勘違いしていたものは、心身が悲鳴を上げるほど生きづらい生活だったわけです。
私は眠剤がほとんど効きません。
以前、もっと強いものをお願いしたら、昼間の活動が出来なくなるからやめた方がいいと処方されませんでした。睡眠不足で昼間に活動するのもツラかったです。
今は、自然に眠くなってきて24時前には眠れ、朝の目覚めも良い、という気持ち良さを味わえています。
まだ減薬中なのですが、飲まずに眠れる日が増えてきました。
考え方を変える、その初めの頃は、夜の森に装備無しで放り出されるような恐怖がありました。
鬱になる考え方はウイルスに似ている、と私は思います。
宿主が無いと生きていけないのに、宿主を死に至らしめることがあります。アタマから追い出そうとすると「消滅してなるものか!」と抵抗してきます。
悪夢を見せて「世の中は怖いものだ、不安であれ」と仕掛けてきたときもありました。
夜に眠れてきたので、体力を付けようと活動的にしていたら、疲れが溜まってきてしまいました。
ここで寝込むと、また「ほらやっぱりうまくいかないだろ」という悪魔の囁きが聞こえてくるはずなので、ちゃんと休んで、鬱に逆戻りしないよう心がけます。