20の習慣(6)
(6)「口癖」をかえてみる
うつの人は、自己否定の言葉が浮かびがち。その言葉でさらに生きるのがつらくなる悪循環に陥ってしまいます。
良いことがあっても、「じゃあ、次は悪いことが起こるかもしれない。」
結果を出しても、「思い上がってはいけない。まだまだだ。」
結果を出せないと、「ダメだ。こんな自分に価値はない。」
という声が聞こえてきます。心身が疲れます。
良いことがあった→うれしい
結果を出した→うれしい
結果を出せない→原因を見付けて、次頑張ろう
こういう風に自然に思えるようになりたいです。
私にその言葉を植え込んだのは母なので、一時期は恨み、怒り、憎しみを持て余して苦しみました。
ここまででも何度も出てきた「相手は変えられない」ということを踏まえて、今は距離をとって過ごしています。
宮島先生の本を読んで「救われた」と思う言葉の中で、「家族は仲良くする『べき』という考えは捨てて良い」というのがあります。
宮島先生も、否定ばかりして条件付きの愛情しかくれない母親との関係に、ずいぶん悩まれたようです。
に「お母さん病」として詳しく書いてあるので、この本の存在にも救われました。
絶対者としての母が、必ずしも正しくないことがわかり、私がやっていた反抗は「人生を失敗して、母の教育が間違っていることを見せつけること」でした。
これは大間違いで、数年損をしたな、と反省しています。私のことを尊重してくれる方々にも失礼なことをしました。
価値観が違っても、私が私として幸せになることが正しい反抗だったのでしょう。
もう失敗例としての自分を見せつけなくても、世の中に「そういう考え方はやめませんか?」という言葉はたくさんありました。
「お母さん病」に関してもいつか書いて気持ちを整理したいと思っていますが、価値観を押し付ける偏った教育では子供が歪む、という意見を持つ人は増えているので、私がおかしいんじゃないんだ、と思えて楽になれます。
母は、「その子のことを思って心を鬼にしてやってきたのに、『親のせいで子供が鬱になる』なんて意見が罷り通る、社会が間違っている!」と言っていますが・・・。
近づけません。